備蓄堂を立ち上げた女性の想いと、その原点とは。
プロフィール

ニックネーム:さとるん
年齢:40代前半
出身地:北海道
現在の居住地:札幌市在住
被災を体験
2018年9月、深夜3時過ぎ。
北海道全域が大規模なブラックアウトに見舞われた「北海道胆振東部地震」。
大きい揺れを感じ「これはヤバい!」と感じ、カーテンを開け外を見た瞬間、「バン!!」という音とともに街路灯がすべて消え完全にブラックアウト。
すぐに子どもを抱きかかえて逃げました。
電気も水も止まり、食料も不足し、近所中が真っ暗な中、ただ茫然を立ち尽くすのみ。
電気が無い事がこれほど不安なのか、すべて止まった生活。
テレビ、ラジオは電源がないので使えない。頼りのスマホは電波なし。おそらく電波塔もやられたいたのだろう。
信号機もつかず、コンビニやスーパーの棚は一瞬で空になり、小さな子どもを抱える親としての不安と後悔が、胸に深く刻まれました。
「そのとき思ったんです。“私は家族を守れていなかった”って。」
あの経験を「一度きりの反省」にしないために。
彼女は防災士の資格を取り、自宅の備蓄環境を見直し、日々の暮らしに「災害に強い習慣」を取り入れていきました。
なぜ、私は『備蓄堂』を立ち上げたのか?
「自分だけが助かればいい時代は、終わったと思うんです。」
さとるんがそう語る背景には、震災後の混乱の中で「情報が届かない人」「正しい備え方を知らない人」が多かったことがあります。
「“備蓄=特別な人がやるもの”ではなく、“誰でもできる日常の一部”にしていきたい。」
その想いから、2025年、WEBサイト『備蓄堂』を立ち上げました。
このサイトでは、被災経験をもとにした「現実的な備え」の情報を発信しています。
家族構成別の備蓄リストや、初心者向けのスタートガイド、非常食のレビューなど、読者が“今日からできる防災”に踏み出せるよう、実践的な内容にこだわっています。
備蓄堂の3つの編集ポリシー
1. 実体験に基づく、信頼できる情報だけを届けます
すべての記事は、実際の被災経験・防災士の友人からの学び・ユーザーの声をもとに構成しています。「使える備蓄」「使わなかった備蓄」を正直に伝えることで、無駄のない準備をお手伝いします。
2. 初心者にやさしく、誰でも始められる内容を
難しい専門用語はできるだけ使わず、読むだけで行動につながるような「わかりやすさ」を心がけています。「何を買えばいいの?」「どこに保管すればいいの?」そんな疑問に丁寧に答えます。
3. 不安ではなく、前向きな備えを伝える
災害の恐怖を煽るのではなく、「安心をつくる」というポジティブな視点で、備蓄を日常に落とし込んでいくことが『備蓄堂』のスタンスです。読者の皆さんが「やっておいてよかった」と思える備えを一緒に育てていきたいと考えています。
最後に ― あなたの“今日の一歩”が、未来を守る
災害は、いつ、どこで起きるか分かりません。
でも、だからこそ「今できること」は、たくさんあります。
備蓄堂は、誰かの“大切な人”を守るための知恵と、希望を伝える場所です。
「何を備えればいいのか分からない」
「何もしていない自分が不安」
そんな方こそ、このサイトを通して一緒に学んでいきませんか?
あなたの“今日の一歩”が、明日の安心につながりますように。