非常食で子供が食べやすいものは?嫌がりにくい備蓄食品と選び方を解説

男の子が黄色いヘルメットをかぶっている写真
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災害に備えて非常食を用意しても、いざというときに子供が食べてくれなければ意味がありません。

農林水産省は、被災者の声として「子どもが乾パンを食べてくれなかった」という例を紹介し、備蓄品はふだんから食べているものを選び、特別なものはあらかじめ試食しておくことが大切だと伝えています。

つまり、子供向け非常食で最優先なのは「長期保存できること」だけではなく、食べ慣れていて受け入れやすいことです。

目次

結論:子供が食べやすい非常食は「普段から食べているもの」が基本

「非常食 子供 食べやすい」で最初に押さえたい結論は、子供専用の特別な非常食だけに頼らないことです。

非常食だけでなく日常食品も組み合わせた備蓄と、普段から食べて確認するローリングストックをお勧めします。

内閣府の防災情報でも、避難生活が長引くと非常食だけでは難しいため、家族が食べ慣れた食品を備えている例が紹介されています。

子供は大人よりも、味・食感・見た目の変化に敏感です。(ここ重要です。)

子ども向けの備えとして「食べ慣れたものがあると子どもも安心できる」と案内しており、調理不要でそのまま食べられるものを備えるよう示しています。非常時は不安や緊張が強いため、いつもの味がそのまま安心材料になります。

子供が食べやすい非常食の特徴

ゼリーの写真

子供が食べやすい非常食には、いくつか共通点があります。

まず大事なのは、そのまま食べられることです。

子ども向けの持ち出しや備えとしては、調理の必要がなく、そのまま食べられるもの。災害時は停電や断水で調理しにくくなるため、開けてすぐ食べられる食品の価値が高くなります。

次に大切なのは、やわらかい、口当たりがよい、のどが渇きにくいことです。農林水産省が紹介する被災体験でも、乾パンのように普段食べない硬い食品は子供が受け入れにくいことが示されています。

一方で、被災された方の実際の声としてゼリー飲料が子供にも使いやすかったという声が紹介されています。これは体験談ベースですが、水分も一緒に取りやすい食品は受け入れられやすいと考えるヒントになります。

さらに、小分けで食べやすいことも重要です。災害時は一度にしっかり食べられない子もいるため、少量ずつ食べられるお菓子や個包装食品は使いやすい備えになります。

横浜市は子どもの備えとしておやつを挙げており、空腹対策だけでなく、お菓子を食べることで心が落ち着くこともあると案内しています。

子供が食べやすい非常食の具体例

備蓄食品の写真

備えやすく、子供が比較的受け入れやすいものとしては、レトルトごはん、レトルトおかゆ、カップスープ、やわらかいパン類、果物の缶詰、ゼリー飲料、栄養補助ゼリー、ビスケット、せんべい、チョコ、ようかん、普段食べているお菓子などが考えやすいです。

この中でも、子供向けに特に使いやすいのは、味を知っているものです。

日頃から好みの味を探しながら備蓄することをお勧めします。普段まったく食べない非常食を本番で初めて出すのではなく、ふだんのおやつや食事の延長でストックするほうが失敗しにくいです。

子供向け非常食は「お菓子」を入れてよい

防災備蓄というと、栄養や保存性ばかりが重視されがちですが、子供向けではお菓子や甘いものも大事な備えです。

ローリングストックでは主食や主菜だけでなく、甘いものや食べ慣れたおやつなどの嗜好品も一緒に備えることを勧めています。

また子ども向け備えとしておやつを用意し、お菓子によって気持ちが落ち着くことがあると案内しています。

非常時の子供は、空腹だけでなく不安やストレスも強くなります。

だから非常食は「栄養補給」だけでなく、安心させる役割もあります。

普段食べているクッキー、せんべい、ラムネ、チョコなどを少し多めに備えておくのは、子供向け備蓄としてかなり現実的です。これは自治体の子ども向け防災資料の考え方にも合っています。

乳幼児はさらに別で考える

粉ミルクの写真

子供の中でも、乳幼児は一般的な非常食と分けて考える必要があります。

内閣府の「あかちゃんとママを守る防災ノート」では、乳幼児向けに市販の離乳食を備えておくと安心と案内しています。世田谷区の資料でも、離乳食、スプーン、紙コップ、授乳用品、ミルク用品などが挙げられています。

液体ミルク等とプラスチック哺乳瓶は最低3日分を用意するよう示しています。母乳育児でも災害時のストレスで授乳が不安定になる可能性があるため、家庭の授乳方法に合わせた備えが必要です。

アレルギーがある子供は普段以上に備えが重要

食物アレルギーがある子供は、災害時の食料確保がさらに難しくなります。

特にアレルギー対応食品は災害時に手に入りにくいため、普段からしっかり準備しておくようにするべきです。

農林水産省の要配慮者向け食品ストックガイドでも、アレルギー対応食品などの特殊食品は物流停滞時に入手しにくくなるため、少なくとも2週間分の備蓄が推奨されています。

このため、アレルギーのある子供の非常食は、「避難所で何とかなるだろう」と考えないほうが安全です。

普段食べている対応食品をそのままローリングストックし、期限や在庫を切らさないことが大切です。これは農林水産省の要配慮者向け備蓄の考え方に沿っています。

子供向け非常食で失敗しない備え方

失敗しにくい備え方は、ローリングストックです。

普段の食品を少し多めに買い、古いものから食べ、食べた分を買い足す方法を勧めています。子供向け非常食も同じで、レトルト、お菓子、ジュース、ゼリー、缶詰などを日常の中で回しながら備えると、味の確認もでき、期限切れも起こしにくくなります。

また、防災訓練の際などに非常食を実際に食べてみることをお勧めします。子供向けでは特に、食べるかどうかを事前に確認することが重要です。

買って満足するのではなく、一度食卓に出してみるだけで、本番の失敗をかなり減らせます。

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非常食で子供が食べやすいものの結論

「非常食で子供が食べやすいもの」で迷ったら、まずは普段から食べ慣れているものを中心に考えるのが正解です。

子供向け備蓄では、食べ慣れた食品、調理不要でそのまま食べられるもの、おやつや嗜好品、乳幼児用の離乳食やミルク、必要ならアレルギー対応食品をしっかり備えることの重要です。

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この記事を書いた人

さとるんのアバター さとるん 備蓄アドバイザー

被災を経験して備蓄の大切さを痛感。WEBメディア「備蓄堂」を立ち上げ備蓄という安心を広める活動をしています。人災・災害問わず水・食料・電気などのライフラインの準備を推進している。

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