災害時の備えや、物価上昇による生活防衛の手段として注目されている「食品の備蓄」。
昨今では「お米の高騰」がテレビでも連日話題になっていましたね。お米は日本人の主食とされている事からお米の高騰が大変な問題になり、政府は備蓄米の放出までいたしました。
備蓄米の放出で価格の高騰が抑えられるのかはこれからの動向を注視していかなければなりませんが、それだけではなく、天候による不作や食糧不足など将来への不安がついてまわります。やはり個人単位でも備蓄をする時代になってきたと言わざるを得ません。
でも、いざ備蓄を始めようと思っても「何を買えばいいの?」「どのくらい保存できるの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
備蓄初心者の方に向けて、すぐに揃えられて長期保存ができる、便利でおいしいおすすめの備蓄食品を20品ご紹介します。
選ぶ際のポイントや、日常でも使いやすい食品を中心にまとめていますので、ぜひ参考にしてください
備蓄食品を選ぶときのポイントとは?
備蓄を始める前に、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 長期保存が可能か
最低でも3年、できれば5年以上保存できるものを中心に選びましょう。 - 栄養バランス
炭水化物だけでなく、たんぱく質やビタミンも摂れる食品をバランスよく用意することが大切です。 - 調理不要or簡易調理可能
水や火が使えない状況も想定し、すぐに食べられるものや、少量の水で戻せるものを揃えましょう。
今すぐ揃えたい!備蓄食品リスト20選
- 長期保存用備蓄米やアルファ化米
お湯や水で簡単に戻せるご飯。種類も豊富で飽きずに食べられます。 - 缶詰(さば・いわし・ツナ)
高たんぱく・保存性◎。そのまま食べられ、料理にも使える万能選手。 - レトルトカレー
ご飯と一緒に常備すると非常に便利。温めずに食べられる商品もあり。 - 即席みそ汁
お湯があればOK。心も体も温まる一杯に。 - インスタントラーメン
保存期間が長く、腹持ちもよい。カップ麺タイプもおすすめ。 - フリーズドライ食品
スープ、おかず、ご飯まで種類が豊富。軽くて省スペース。 - カロリーメイト・栄養補助食品
栄養バランスが取れており、食事代わりにも。 - クラッカー・乾パン
軽量で長期保存可能。噛みごたえもあり満腹感あり。 - ドライフルーツ
糖分補給と栄養の補完に。自然な甘さで気分転換にも。 - ナッツ類
ビタミンEやたんぱく質が摂れる。保存もきいておすすめ。 - チョコレート
エネルギー源として優秀。気分のリフレッシュにも。 - 水(1人1日3L目安)
食料以上に重要。2週間分は最低確保を。 - 野菜ジュース
ビタミン補給源として。紙パックタイプが便利。 - 常温保存できる牛乳(ロングライフ牛乳)
カルシウム補給に最適。賞味期限も長く便利。 - レトルトのおかゆ
体調が悪いときや小さい子どもにも安心。 - 即席スープ(コーン・ポタージュなど)
小腹がすいたときや一品追加に。 - レトルト惣菜(肉じゃが・煮物)
しっかりとおかずが欲しいときに重宝します。 - シリアル・グラノーラ
牛乳と一緒に。手軽な朝食としても優秀。 - ゼリー飲料
水分・エネルギー補給が同時に可能。持ち運びにも便利。 - お菓子類(ビスケット・和菓子)
ストレス緩和や子どものご機嫌取りにも活躍。
備蓄食品は「日常使い」しながらが鉄則
買いっぱなしにしてしまうと、気づけば賞味期限切れなんてことも多々あります。
災害があった後などは備蓄への意識が高いために比較的消費期限を意識しているものですが、半年経ち、一年経ちとなってくると段々と忘れてしまう事は人間だれしもありますね。
ローリングストック方式を取り入れることで、無理なく新鮮な備蓄をキープできます。
ローリングストックとは?
普段から使う食品や日用品を少し多めに買い置きし、古いものから順に消費して、消費した分を買い足すことで、常に一定量を備蓄する方法です。
これにより、賞味期限切れを防ぎ、非常時にも慣れたものを安心して食べることができます。
農林水産省のサイト内でもローリングストックについて紹介されていますので一度ご確認ください。
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook/pdf/stockguide-3.pdf
まとめ
備蓄は「もしものときの備え」だけでなく、日常生活の安心にもつながる大切な準備です。今回ご紹介した20品は、初心者でも無理なく始められる定番かつ実用的なアイテムばかり。
ローリングストックを取り入れて、普段から使いながら自然と備蓄できる環境を整えておきましょう。まずは一週間分からでも、今日から備蓄生活を始めてみませんか?
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